基礎研究-研究体制|東京大学医学部附属病院

東京大学医学部附属病院 血液・腫瘍内科
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東京大学医学部附属病院 血液・腫瘍内科

基礎研究

研究体制(設備、当科の得意とする解析、人員等)

当科では、網羅的な遺伝子異常解析・DNAメチル化解析、あるいは、 造血幹細胞など目的の細胞を1つ1つ取り出して個別にその機能を解析することを 可能にするシングルセルソーター(FACSAria)など、最先端の技術を駆使して研究を推進しています。

また、造血において重要な遺伝子については、 ノックアウトマウスやノックインマウスなどの遺伝子組み換えマウスを作製することで、 生体内における遺伝子の機能解析を行っています。

白血病を初めとする様々な造血器腫瘍のマウスモデルを作製し、 腫瘍細胞の病態解析やがん幹細胞の同定・解析、 イメージング、薬効評価などを進めていますが、 これらの遺伝子組み換えマウスや疾患モデルマウスを確保するために不可欠な、 充実したマウス飼育施設があります。

さらに、FACSAria以外にも2種類のFACS装置を保有するほか、 マウスのtailや大腸菌から自動でDNAを単離回収可能な自動核酸抽出器や、 共焦点顕微鏡、リアルタイムPCR装置、シークエンサーなど充実した実験設備を持ちます。

当科の研究室では、上記の設備・施設を背景に実に多様な解析が可能となっており、 研究員一人一人が個別のテーマを担当して精力的に研究に励んでいます。

また、当科は研究・診療部門が一体化しており、倫理委員会の承認のもとで患者様の同意が頂ければ、 症例の詳細な臨床情報や、造血器腫瘍症例の生細胞を研究に使わせて頂くことが可能です。

したがって、患者様の腫瘍細胞を用いた多岐にわたる研究を行うことが可能で、 実際の臨床に基づいた研究を行える点が大きな特徴です。

例えばマウスや培養細胞を用いた研究から得られた知見が、 実際に患者様の臨床検体にも当てはまるか検証することができ、 実際の臨床に応用可能な新しい治療法の開発につながる可能性があります。

また、当科では貴重な臨床検体を豊富に用いた研究を可能にするための 細胞リプログラミング技術を保有していますので、 今後ますます充実した研究が可能になると考えています。

造血システムにおいて重要な役割を果たす転写因子についての解析も当科の得意とする分野です。
マイクロアレイを用いた網羅的遺伝子異常解析などから得られた膨大なデータを バイオインフォマティクスの手法を交えて解析し、有意義な情報を抽出することで、 転写因子の新たな機能を見出し、より良い治療法を確立することを目標に研究を続けています。

今後、造血器腫瘍において真に重要な変異(真に治療標的となる異常)とその役割をつきとめていくには、 トランスクリプトーム解析、シグナローム解析、エピジェネティクス解析などを用いて病態を明らかにしながら、 遺伝子組み換えマウスを用いた解析や白血病モデルマウスを用いた薬効評価系、 個体イメージング法、細胞リプログラミング技術、 ハイスループット化合物スクリーニング系などを総合的に活用していくことが必要になると思われます。

当科の研究室は、これらの解析を遂行するために必要な技術と設備が備わっており、 これからの造血器腫瘍研究に不可欠な解析を広く網羅して行うことができるという魅力があります。


研究体制
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